ご近所の建設業者さんから聞かれた話


先日、ご近所の建設業を営まれている方から声をかけられました。私と同年代で、地元でしっかり仕事をされている経営者さんです。

「建設業許可って5年で更新やんな?」

立ち話で15分ほど。せっかくなので、その内容をブログにまとめておきます。

■更新は「有効期限の30日前まで」がデッドライン

建設業許可は5年ごとの更新が必要です。そして意外と知られていないのが、申請は「有効期限の30日前まで」に出さないといけないという点。

許可通知書に書かれている有効期限の前日が満了日で、その30日前というのは、思っているより早くやってきます。

もし期限を1日でも過ぎてしまうと、許可は失効。改めて「新規申請」からやり直しとなり、その間は500万円以上の工事を請け負えません。長年積み上げてきた許可番号も変わってしまうので、これは絶対に避けたいところです。

■更新の前にチェックすべき「決算変更届」

ここが最大の落とし穴です。

建設業許可を持っている事業者さんは、毎年、決算終了後4か月以内に「決算変更届(事業年度終了届)」を提出する義務があります。

ところが、この届出が抜けていると、更新申請を受け付けてもらえません。「5年分まとめて出すハメになった…」という話、現場では本当によく聞きます。

■見落としがちな「変更届」も要チェック

更新の前には、こんな変更がなかったかも確認が必要です。

  • 経営業務管理責任者や専任技術者の変更
  • 役員の就任・退任
  • 営業所の移転
  • 商号や資本金の変更

これらは事実が発生してから2週間〜30日以内に届出が必要なもの。提出していなければ、更新と合わせて整理することになります。

■理想は「3か月前」から動き始める

決算変更届の積み残しチェック、必要書類の収集、納税証明書の取得などを考えると、更新申請の3か月前から準備を始めるのが理想です。

「まだ余裕あるわ」と思っていても、決算変更届に抜けがあると一気にタイトになります。許可通知書を引っ張り出して、有効期限を確認するところから始めてみてください。

姫路で建設業許可をお持ちの方で、「次の更新ちょっと不安やな」という方は、ふじか行政書士事務所までお気軽にご相談ください。期限の確認だけでも、早めに動いておくと安心です。


“ご近所の建設業者さんから聞かれた話” への4件のフィードバック

  1. toku-sanのアバター
    toku-san

    建設業は、「有効期限満了30日前までの申請」だったんですね。
    産廃許可の更新は比較的に緩いのかもしれません。
    就業先で産廃許可更新申請を自分でやっていますが、標準処理期間が自治体にも
    寄りますが約60日前後にもかかわらず、同業者の中に有効期限満了の10日前に
    申請書を提出し更新できたケースもあります。
    実際産廃の場合は、審査期間が前後することとも多々あるため、60日前に申請書が受理されても
    満了日から1カ月以上経過して許可処分が下りることもあります。(処分業許可が多い)

    しかし廃掃法では、期限内に不備なく申請書が受理された場合、従前の許可が処分があるまで有効となり、受理印が押印された申請書の写しをもって取引先との業務継続が可能です。

    準備期間には一定の余裕を持った方がいいですね。

    1. fujika-asのアバター
      fujika-as

      産廃許可更新を現場でこなされているご経験談、大変参考になります。建設業も期限内に不備なく受理されれば従前の許可が処分まで有効で、考え方は近いんですよね。とはいえ自治体や業種ごとに運用差があるので、おっしゃる通り余裕を持った準備が一番の安全策だと感じます。

      1. toku-sanのアバター
        toku-san

        「自治体によっては」という点において、担当者によって「句読点の位置がおかしい」と、国語教師
        でもないのに重箱の隅をつつく様なところで何度も補正を求める人もいました。

        行手法や不服審査法を学んだことであまりにも理不尽な対応の職員には毅然と反論できるようには
        なりましたが、本来、行政職員とはうまく折り合いをつけることも大切ですよね。

        逆に、とても親切丁寧な担当者様もいらっしゃいますw

        1. fujika-asのアバター
          fujika-as

          句読点で何度も補正…それは腹が立ちますね。行手法や不服審査法を学ばれたことで毅然と対応できるようになった、というのは知識が現場で武器になった好例だと思います。窓口とは長いお付き合いになることも多いので、言うべき場面と我慢する場面の見極めが腕の見せどころですね。

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